スイングアーム交換


オークションで見つけたKX250のスイングアーム、おそらく’93モデルJ2の物。
ネット等で調べてみると125の場合、上位車種の200や250の物を流用している例が多いのですが、こいつで行くことにします。
到着後、採寸してみるとエンジン側、ホイール側とも、寸法はKDXとほぼ同じ、というか誤差の範囲。
ひょっとして ポン付け かと思ったんですけど、甘かったですね。

いきなり旋盤で何を作っているかというと、
KXとKDXではスイングアームピボットシャフトの径が違うので、ベアリングに入れるスリーブを作っているところです。
シャフトの径はKXが17mm、KDXは15mmなので内径を17mm→15mmに変えるだけ。

で、スリーブ完成。
材質は45Cです。

次は、スイングアームの赤丸で囲んだ部分が、ショックと当たるので削ります。
当たるといっても、1G以上荷重が掛かっていれば当たら無いんですけど。

加工はミニフライスで。
完全にワークの方が機械よりでかいですね。
まあ、固定さえしっかりすれば大丈夫です。
きっと。

加工終了。
色が変わって見える所が削った部分です。
ショックより若干大きめの径(φ80mm)で削ってあります。
加工には自作のフライカッターを使いました。

メンテスタンドに乗せショックが伸びている状態で、ショックとのクリアランスを確認。
画像だとぎりぎりぐらいに見えますが、実際は結構余裕があります。

ホイール他を組んでとりあえず、スイングアーム交換は終了。
スイングアームの他にアクスルシャフト以外はリンク等全て、KDXの物を使っています。
あと、スイングアームが若干長くなっているので新たにチェーンも用意する必要があります。
私の場合、純正132→136へ変更に。

一応比較の為にノーマル時の物も。

2月の頭から初めてここまで約1ヶ月程。
ここら辺までは順調だったんだが。


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