マラソンの中継車みたい・・・

本当にマラソンの中継に携わったのか？
いや、違います。
本日のお仕事は選挙取材と普段はない日曜日のローカルニュースアナ。
なのに、なぜマラソンの中継車みたいなのか？？？？？
実は、選挙カーの撮影でふとそんなことを思ったのです。
というのも、取材に行った選挙はきょうがスタートです。
候補者が立候補の届出をしたら、
すぐに、「第一声」で街頭演説をします。
その後は選挙カーに乗って街の中をぐるぐる回ります。
選挙カーってゆっくり走りますよね。
そうなんです。
選挙カーを前から撮影するには、
撮影するための車が、その前を走らなければならない・・・
その車を私が運転していたのです。
しかも、バックミラーを見ながら、スピードをあわせて運転していたので、
マラソンの中継車みたい、なんて思ってしまったんです。

ただ、取材するだけでなく、こんなこともしています。
これが小さな放送局のアナウンサーの実態です。

5年ですか、早いものです。
ご存じの通り、阪神大震災から5年。

私も当時は大阪の大学生で、関西にいました。
今まで体験したことのないような揺れ。
食器棚の上に置いてあったたくさんの箱は落ち、
その大きな食器棚も、
倒れんばかりに、前後に揺れていました。
生まれて初めて「死の恐怖」を感じた瞬間でもありました。
私が住んでいた家にはこれといった被害はなかったんですが、
あの大きな揺れは、今でもよみがえることがあります。
震災の後、当日を含め頻繁に余震が起こり、
夜は何度も目が覚めました。
地震に敏感になりました。
ちょっとした揺れでも感じたら、
普通の人よりも、未だに恐怖を感じるようです。
このまま揺れが大きくなったらどうしよう。

そんな私が、防災に関するリポートをローカルニュースで
きょう、担当しました。
その中では私の体験には触れませんでしたが、
震災を肌で感じたあのときからちょうど5年。
何かの縁かもしれません。
リポートでは「災害に対して、その知識と備えの必要性を感じた」と
締めくくりました。
防災関係のリポートでは、視聴者に対して、
「備えが必要です」といった呼びかけが多いのですが、
震災を体験した私としては、
自分で感じたことを素直に伝えたかった・・・
普段にも増してこだわった、締めコメントだったのです。

きょうは取材先で撮った画像を大量アップ！！
（重くてごめんなさい！！）
岩手県南西部、豪雪地帯・湯田町（ゆだまち）の奇祭です。

わら人形を作り、厄よけと無病息災を祈るという
「白木野（しろきの）人形送り」です。

毎年の伝統行事の取材でした。
この地区は、この時期、1m以上の積雪がありますが、
今年は半分以下。
人々も「春みたい、こんなに雪が少ないことはない」と。
おととしも私は取材したのですが、猛吹雪。
今回は、まるで雪解けが始まったような景色でした。

遅い正月休みなど、いつもにも増してニューススタッフが少ない我が社。
ついに私にもこの機会がやってきました。
ニュース取材で、日帰り東京出張です。

作文・図画コンクールで2つの部門とも
岩手の子供がトップの総理大臣賞を独占というニュースです。
全国コンクールですから、表彰は東京で。
しかも、岩手出身の玉沢農林水産大臣が
表彰するということで、取材をすることになりました。
普通、東京でのニュース取材は大きなローカル局の場合、
東京支社に報道部があり、担当しますが、
我が社にはありません。
盛岡から取材に出かけることが多いのです。
でも、私にはこれまでその機会がありませんでした。

表彰式は午前11時からなので、盛岡出発は午前7時半。
しかも、この冬初めてとも言える吹雪。
しかし、東京はいいお天気。少々寒かったですが。
新幹線は10時前に着き、そのまま会場へ。
式は予定通り11時スタート。
総理大臣賞の2人へのインタビューが終わったのが正午過ぎ。
その後、すぐに東京駅に戻り、昼食を済ませたのが午後1時過ぎでした。
新幹線に乗ったのが1時半前。
新幹線の中では揺られながら原稿を書き、盛岡到着が午後4時前でした。
夕方ニュースには十分間に合う時間の到着。
・・・あわただしい事この上ない！
東京滞在は、3時間半でした。せっかく東京に行ったのに、なんて。

これといって何もない日ですが。

きょうは自宅で企画の構成作り。
取材は先日済ませましたが、
編集と放送が来週早々に迫っているので、
早くしないと、番組に穴をあけてしまいます。
でも、そういう気持ちが焦りを招き、なかなか前へと進みません。

午前中、午後、夜と何度もパソコンに向かってはいましたが、
時間のかけすぎかな・・・なんて。
もうちょっと気持ちに余裕を持てばうまくいくのかも。
なんとか、編集には間に合いそうですが、
これが終わっても次の企画の準備。
自転車操業ですね。